レジ袋有料化の義務での調剤薬局の対応

レジ袋有料化本格スタート(2020年7月1日)

令和2年1月16日公開
令和2年7月2日更新

 

ご自身で詳しい事を確認したい方は経済産業省のサイトを参考にして下さい。

(※画像をクリックすると経済産業省(レジ袋)サイトに移行します)

サイト内にある
「プラスチック製買物袋有料化説明会での主なご質問とその回答について」
私が気になっている質問と回答があったので掲載しておきます

その他、気になる方は下記参照(経済産業省内のPDFファイル)

また、厚生労働省からも疑義解釈が出ています(令和2年6月30日)

疑義解釈資料の送付について(その20)詳細は下記参照

 

情報発信者サイトによって
保険薬局はレジ袋有料化の対象外といった誤った記事がありますのでご注意下さい!!

 

事業者の規模に関わらず小売業に属するすべて

薬局は小売業に属する為、レジ袋の有料化の義務化が対象となる事業者となります。

 

調剤薬局では、薬袋や薬剤情報提供文書、明細書などをまとめてお渡しする為、

 

プラスチック製のレジ袋に入れて交付する機会が多いことでしょう。

 

有料化が義務化になる最大の理由は、政府が策定した「プラスチック資源循環戦略」。

 

レジ袋有料化義務化(無料配布禁止など)を行い、消費者のライフスタイル変革を促す目的であることは、すでにご承知の通りかと思います。

 

「レジ袋有料化」で以下のような疑問が出てくると思います。

  1. 現在使用している無料のレジ袋は使えないのか?
  2. レジ袋を新たに準備しないといけないのか?
  3. レジ袋の価格はどのように決めるのか?

今回のレジ袋有料化ルールの概要と照らし合わせまとめてみました。

①現在使用している無料のレジ袋は使えないのか?

有料化の対象となる「プラスチック製の買い物袋」とは、消費者が商品を購入した際に商品を持ち運ぶために用いる、化石資源由来のワンウェイ(使い捨て)の袋で、持ち手があるものです。

 

実は有料化の対象外となるレジ袋もあり、その条件は、

  • 繰り返し使用が可能であろう0.05㎜以上の厚さのもの
  • 袋に含まれるプラスチックの重量に占める海洋生分解性プラスチックの重量の割合が100%であるもの
  • 袋に含まれるプラスチックの重量に占めるバイオマスプラスチックの重量の割合が25%以上のもの

※厚さについては袋に表示することが求められる。
また、条件を満たした袋には下記のような表示がされています。

 

薬局で配布している一般的なレジ袋は、持ち手があり0.012~0.014㎜程度の厚さのものだと推測されます。

 

つまり、現在薬局で使用しているほとんどのレジ袋が有料となるでしょう。

 

有料化対象外となるレジ袋のうち海洋生分解性のものは今のところ容量20ℓのもので30円/枚。採用する事業者があるのかは疑問です。

 

バイオマスプラスチック重量の割合が25%以上のもの、厚さが0.05㎜以上のものについてはすでにスーパーなどで採用している事業者はあるものの実際は有料で配布しているのが現状のようです。
(消費者のライフスタイルの変革を促すためにも対象外のレジ袋を採用しても無料配布しない方がよいでしょうね)

 

以上の事から、「①現在使用している無料のレジ袋は使えないのか?」の回答は、

 

有料化し使用は可能です。

②レジ袋を新たに準備しないといけないのか?

上記の条件等から考えると、有料化対象外であるレジ袋を配布しないのであれば、

 

新たにレジ袋を準備する必要はなさそうです。

 

ただ、今回の「レジ袋の有料化の義務化」は、各薬局(各事業者)の姿勢を問われています。

 

というのも、「レジ袋有料化の義務化」により選択肢がいくつかあるからです。

 

日経DI(2020年1月号プレミアム版)の記事にある福岡市東区にあるドレミ薬局香椎店では、

 

プラスチックごみ削減のため、すでにプラスチックのレジ袋を完全に取り止めています。

 

その上で袋がどうしても必要という人には10~80円で紙製や不織布の袋を販売しています。

 

ここまでの準備をしたにもかかわらず、紙の袋を積極的には勧めていないとはいうものの、

 

今まで150枚ほど配布していたレジ袋が、今では紙袋等を購入する人が3~4人とのことです。

 

経営者を含めスタッフと話し合いドレミ薬局のようにできることが一番良い方法だと思います。

 

以上のことから、「②レジ袋を新たに準備しないといけないのか?」の回答は、

 

必ずしもレジ袋を新たに準備する義務はない。
しかし、選択肢はいくつかあり、各薬局で話し合い決める必要があるということになります。

 

以下に挙げるような選択肢があるのではないでしょうか?

  • 今までの使用していたレジ袋を継続使用(有料化)
  • 有料化対象外(バイオマスプラ、グリーンプラor紙)のレジ袋を準備する(無料配布を継続)
  • 有料化対象外(バイオマスプラ、グリーンプラor紙)のレジ袋を準備する(有料化として対応)
  • その他:不織布のマイバック等を準備し販売

大手スーパー等の現状はバイオマスプラマークのレジ袋を有料化し使用しています。 

コンビニの大手であるファミリーマートは令和2年2月19日、現在使用しているプラスチックレジ袋をバイオマス素材を30%配合したものに切り替え、7月からレジ袋を有料化することを明らかにしています。

③レジ袋の価格はどのように決めるのか?

価格は事業者に委ねられており、また売り上げの使い道も事業者が決める事になっています。

袋の種類(A4程度:高さ380㎜×幅180~250㎜) 納入価格(1枚) 販売価格(1枚)
厚さ0.012~0.014㎜プラスチック製(現在使用中のレジ袋) 約1円 2~3円
厚さ0.05㎜以上のプラスチック製(繰り返し使用が可能とされるレジ袋) 約6円 10円
海洋生分解性プラスチック製(グリーンプラマークのレジ袋) 約30円 30円
バイオマスプラスチック製(バイオマスプラマークのレジ袋) 約2円 5円
紙製の袋 約15円 20円

納入価格が表のような金額になるようです。安く買えれば設定金額も変わりますが・・・。

 

販売価格は事業者毎に設定できるため参考価格です。

 

「レジ袋の価格はどのように決めるのか?」については、

 

各事業者で決める為、有料化対象外のプラスチックのレジ袋や紙袋等で無料にするもよし、

 

事業者で袋を自由に決めて、金額においても自由に決めて良いということになります。

 

ただし、今回の有料化の趣旨は、国全体のプラスチックごみの排出抑制であり、マイバッグを推奨する事が最大の目的であることは忘れてはいけません。

まとめ

  • 薬局は2020年7月よりレジ袋有料化が義務になる。
  • 現在使用しているレジ袋を有料化にし継続し使用できる。
  • 新しいレジ袋を用意する義務はないが、バイオマスプラ、グリーンプラ、紙などを無料配布、若しくは販売する選択肢がある。
  • 価格は各事業者で決め、売り上げの使い道も事業者が決める。

但し、プラスチックごみの排出抑制が大前提ということは忘れてはならない!!

 

バイオマス レジ袋の価格は下記サイト参照

店舗内掲示用ポスターについて

サイト運営者の自作のポスターです。
(以前掲載のポスターは諸事情により差し替えさせて頂いています)

 

私の自作ポスターでもよろしければご自由にご利用下さい。
(画像をワードのファイルにに貼り付けています)

 

 

レジ袋有料化への取り組み状況(Twitter調べ)

2020年4月時点での薬局におけるレジ袋有料化への切り替え状況です。

Twitterのフォロワーの協力:回答数41票
(実際の取り組み状況を個々に調査しているものではない為、あくまでも目安である事をご了承下さい)

2020年4月時点でレジ袋を有料化で対応している薬局として分かっているところは、
「ウエルシアHD」
「マツモトキヨシHD」
「ココカラファイン」
「イオングループ」
「トモズ」
※「マツモトキヨシHD」と「ココカラファイン」は2020年秋に経営統合予定

まだ未定のところもあるようなので、情報収集できれば、
状況を報告したいと思います。

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