自家製剤加算について

薬剤調製料(注6の自家製剤加算について)

令和4年3月22日公開
令和4年4月1日更新

【自家製剤加算】2022.3.31まで 【自家製剤加算】2022.4.1から

注6 次の薬剤を自家製剤の上調剤した場合は、自家製剤加算として、1調剤につき(イの(1)に掲げる場合にあっては、投与日数が7又はその端数を増すごとに)、それぞれ次の点数(予製剤による場合はそれぞれ次に掲げる点数の100分の20 に相当する点数)を各区分の所定点数に加算する。ただし、別に厚生労働大臣が定める薬剤については、この限りでない。
イ 内服薬及び屯服薬
(1) 錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤又はエキス剤の内服薬 20点
(2) 錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤又はエキス剤の屯服薬 90点
(3) 液剤 45点
ロ 外用薬
(1) 錠剤、トロ-チ剤、軟・硬膏剤、パップ剤、リニメント剤、坐剤 90点
(2) 点眼剤、点鼻・点耳剤、浣腸剤 75点
(3) 液剤 45点

注6 次の薬剤を自家製剤の上調剤した場合は、自家製剤加算として、1調剤につき(イの(1)に掲げる場合にあっては、投与日数が7又はその端数を増すごとに)、それぞれ次の点数(予製剤による場合又は錠剤を分割する場合はそれぞれ次に掲げる点数の100分の20に相当する点数)を各区分の所定点数に加算する。ただし、別に厚生労働大臣が定める薬剤については、この限りでない。
イ 内服薬及び屯服薬
(1) 錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤又はエキス剤の内服薬 20点
(2) 錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤又はエキス剤の屯服薬 90点
(3) 液剤 45点
ロ 外用薬
(1) 錠剤、トロ-チ剤、軟・硬膏剤、パップ剤、リニメント剤、坐剤 90点
(2) 点眼剤、点鼻・点耳剤、浣腸剤 75点
(3) 液剤 45点

上記のように、2022年4月1日の調剤報酬点数表の記載より「又は錠剤を分割する場合」という文言が追加されています。
しかし、割線があれば7日ごとに20点を算定できていましたが、1/5の点数に引き下げられているようです。
あくまでも推測となりますが、割線がなければ算定できなかったところ、割線がなくても算定できる幅を拡げる分、算定点数を下げるという改定になったのではないかと思います。
今後「割線の有無」に関しての疑義解釈が出てくれば、加筆したいと思います。

実施上の留意事項について(通知)

  1. 自家製剤加算は、イの(1)に掲げる場合以外の場合においては、投薬量、投薬日数等に関係なく、自家製剤による1調剤行為に対し算定し、イの(1)に掲げる錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤又はエキス剤の内服薬を自家製剤の上調剤した場合においては、自家製剤を行った投与日数が7又はその端数を増すごとに所定点数を算定する。

  2. 当該加算に係る自家製剤とは、個々の患者に対し市販されている医薬品の剤形では対応できない場合に、医師の指示に基づき、容易に服用できるよう調剤上の特殊な技術工夫(安定剤、溶解補助剤、懸濁剤等必要と認められる添加剤の使用、ろ過、加温、滅菌等)を行った次のような場合であり、既製剤を単に小分けする場合は該当しない。

    • (イ) 錠剤を粉砕して散剤とすること。
    • (ロ) 主薬を溶解して点眼剤を無菌に製すること。
    • (ハ) 主薬に基剤を加えて坐剤とすること。
  3. 「注6」のただし書に規定する「別に厚生労働大臣が定める薬剤」とは、薬価基準に収載されている薬剤と同一剤形及び同一規格を有する薬剤をいう。

  4. 薬価基準に収載されている医薬品に溶媒、基剤等の賦形剤を加え、当該医薬品と異なる剤形の医薬品を自家製剤の上調剤した場合に、次の場合を除き自家製剤加算を算定できる。

    • (イ) 調剤した医薬品と同一剤形及び同一規格を有する医薬品が薬価基準に収載されている場合
    • (ロ) 液剤を調剤する場合であって、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和 35 年法律第 145 号。以下「医薬品医療機器等法」という。)上の承認事項において用時溶解して使用することとされている医薬品を交付時に溶解した場合
  5. 自家製剤加算を算定した場合には、計量混合調剤加算は算定できない。

  6. 「予製剤」とは、あらかじめ想定される調剤のために、複数回分を製剤し、処方箋受付時に当該製剤を投与することをいう。

  7. 「錠剤を分割する場合」とは、医師の指示に基づき錠剤を分割することをいう。ただし、分割した医薬品と同一規格を有する医薬品が薬価基準に収載されている場合は算定できない。

  8. 錠剤を分割して予製剤とする場合においては、予製剤とする場合又は錠剤を分割する場合と同様に自家製剤加算の所定点数を 100 分の 20 にし、小数点以下第一位を四捨五入した点数を算定する。

  9. 通常、成人又は6歳以上の小児に対して矯味剤等を加える必要がない薬剤を6歳未満の乳幼児(以下「乳幼児」という。)に対して調剤する場合において、薬剤師が必要性を認めて、処方医の了解を得た後で、単に矯味剤等を加えて製剤した場合であっても、「注6」の「イ」を算定できる。

  10. 自家製剤を行った場合には、賦形剤の名称、分量等を含め製剤工程を調剤録等に記載すること。

  11. 自家製剤は、医薬品の特性を十分理解し、薬学的に問題ないと判断される場合に限り行うこと。

2022年4月から、それ以前までの留意事項との違い

割線のある錠剤を医師の指示に基づき分割した場合は、錠剤として算定する。ただし、分割した医薬品と同一規格を有する医薬品が薬価基準に収載されている場合は算定できない。

上記の記載がなくなり

  • 「錠剤を分割する場合」とは、医師の指示に基づき錠剤を分割することをいう。ただし、分割した医薬品と同一規格を有する医薬品が薬価基準に収載されている場合は算定できない。

に置き換わり、更に

  • 錠剤を分割して予製剤とする場合においては、予製剤とする場合又は錠剤を分割する場合と同様に自家製剤加算の所定点数を 100 分の 20 にし、小数点以下第一位を四捨五入した点数を算定する。

が追加となっています。

この文章で、実際に解釈してみると・・・・

例Rp1)
ブロチゾラム錠0.25mg   0.5錠   分1就寝前   30日分

錠剤の自家製剤加算 (7又はその端数を増すごとに)・・・20点
錠剤を分割する場合はその20/100となるため
錠剤を分割する場合は7又はその端数を増すごとに4点算定と覚えておくと良さそうです。
即ち上記の例Rp1の場合は 30日=7×4+2日(端数)なので 4点×(4+1)=20点
(予製となると更にその20/100となるかと思いましたが、同等の点数になるという解釈もでき、またレセコンも更に20/100という対応にはなっていないようです。)

上記の計算の例はサイト運営者の解釈によるものです。

疑義解釈資料

自家製剤加算についての疑義解釈資料が送付されました。ご確認下さい。

  • 問 13 自家製剤加算について、錠剤を分割する場合は、割線の有無にかかわらず、所定点数の 100 分の 20 に相当する点数を算定するのか。

(答)そのとおり。

  • 問 14 自家製剤加算における「同一剤形」の範囲は、どのように考えたらよいか。

(答)内服薬の下記の剤形については、それぞれ別剤形として取り扱うこと。その他については、内服薬及び外用薬における「同一剤形」の取扱いと同様である。なお、本取扱いは、内服薬に係る自家製剤加算における考え方であり、例えば、調剤時の後発医薬品への変更に関する剤形の範囲の取扱いとは異なることに留意すること。
○内用薬
① 錠剤、口腔内崩壊錠、分散錠、粒状錠、カプセル剤、丸剤
② 散剤、顆粒剤、細粒剤、末剤

<引用>疑義解釈資料(その1):厚生労働省サイト

まとめ

医師の指示に基づき錠剤を分割した場合の自家製剤加算

2022年3月31日までの算定要件においては
割線のある錠剤を半錠にする場合が自家製剤加算の算定要件でしたが、
2022年4月の調剤報酬改訂により
「割線の有無」に関係なく、医師の指示に基づき錠剤を分割した場合には自家製剤加算が算定できるようになりました。

算定点数
  • 内服の場合
  • 7又はその端数を増すごとに4点

  • 頓服・外用剤の場合
  • 18点
    となります。

各都道府県の審査機関の見解が常に一致するとは限りませんので、各薬局の判断にて対応をお願い致します。

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