禁煙に使われる薬と特徴

禁煙に使われる薬(禁煙補助剤)の種類

病院で貰う薬(医療用医薬品) 薬局で購入する薬(一般用医薬品)

ガム製剤
ニコチン 

ニコレット
ニコチネル

パッチ製剤
ニコチン 

ニコチネルTTS ニコチネルパッチ

のみぐすり
バレニクリン

チャンピックス

このサイトに来られたということは、ちょっと禁煙してみようかな?って、思われたのでしょう。

 

はじめての方もいれば、失敗して再挑戦の方もいるでしょう。

 

また補助薬を使った事のない人もいれば、使っても失敗した人もいるでしょう。

 

方法は様々だと思いますが、ご自身に適した補助剤があるのか特徴をみていきましょう。

 

ガム製剤

ニコチン置換療法
たばこからのニコチン摂取をニコチン製剤(ガム・パッチ)に切り替えることで禁煙する方法

 

たばこのニコチンは脳の報酬回路(快楽中枢)に強い刺激を与えて、依存を起こしやすい。またニコチンが体内から消失した時にはニコチン離脱症状(禁断症状)を起こすため、依存からなかなかぬけだせない。
たばこからのニコチンをニコチン製剤(ガム・パッチ)からの摂取に切り替えることで、ニコチンの吸収をコントロールし、徐々に使用量を減らし弱い刺激にして、最終的にはニコチン製剤を完全に止める。

ガム
皮膚が弱く、かぶれやすい人に適している
噛むことを自己コントロールできることと、口寂しさを紛らわすのにも有効

  • 禁煙前の1日の喫煙本数や依存度から、1日の使用個数を設定
  • 初めの1か月はたばこをニコチンガムに置き換えながら喫煙行為の習慣から離脱する期間

    (最もつらく感じる期間でもある)

  • 禁煙している状態に慣れてきたら、使用個数を徐々に減らす
  • 3ヶ月をめどに、完全にニコチンガムを止めて禁煙達成となる

ニコチンガムの嚙み方
  • 1個30~60分程度かけて、ゆっくり噛む
  • ピリッっとした味を感じたら頬と歯茎の間におく
  • 味がなくなったら(ニコチンの放出が止まったら)、また同じことを繰り返す
副作用と対策例
  • 口腔内の荒れ⇒噛む回数を少なくする。ひどい場合は中止
  • のどの痛み⇒唾をのみ込まない(出過ぎた唾液は吐き出す)
  • 胃のむかつき・吐き気⇒唾液をのみ込まない
  • 継続が難しそうであれば、パッチ製剤か内服薬を検討(医療機関へ)

ガムは病院での扱いはなく市販薬(一般用医薬品)となる。
禁煙にチャレンジしやすい半面、心理的なハードルが低いため挫折しやすい。


パッチ製剤

パッチ
使用方法が簡単
ガムが噛みづらい場合(営業職など人前に出ることの多い人)に適している

ニコチンパッチ製剤について
  • 製品により2段階(市販)または3段階(医療)の用量規格がある
  • 開始時は最も用量の高いものを使用しその後用量規格を下げていく
副作用と対策例
  • めまい・はきけ⇒過量投与またはパッチ使用時の喫煙が考えられるので、すぐにはがし中止する
  • 皮膚のあれ⇒貼る場所を変えても治らない場合は使用を中止する

    ガムに変えるか、内服薬を検討(医療機関へ)

市販薬ではうつ病と診断されたことのある人は使用できない
医療用では医師の判断により使用できる

ガム製剤とパッチ製剤間での効果の優劣はないので、効果的に禁煙できそうな製剤を選択すればよい。


のみぐすり(バレニクリン:商品名チャンピックス)

チャンピックスでの治療ができない場合があるので受診時に医療機関に確認して下さい。
(令和3年10月30日現在)

バレニクリン
ニコチンの約半分程度の作用を有するニコチン受容体部分作動薬であるため、喫煙しなくても、禁煙に伴う離脱症状を緩和。

 

また、バレニクリンがニコチン受容体に結合して部分拮抗薬としても作用するため、喫煙しても喫煙した時と同じような満足感が得られなくなり、喫煙への逆戻りを防ぐ効果がある。

一定の条件を満たした場合は保険適応
(診療報酬「ニコチン依存症管理料」)

使用方法

のみ始めの1週間は喫煙しながら服用(禁煙開始予定日の1週間前から服用)
服用8日目から禁煙(吸わなくなった場合は、8日目を待たずに禁煙)
計12週間服用

期間 錠剤の規格 用法
1~3日目 0.5mg 1日1回(食後)※朝昼夕問わない
4~7日目 0.5mg 1日2回(朝夕食後)
8日目以降 1mg 1日2回(朝夕食後)
副作用の対処

副作用を疑う場合には医師、薬剤師に相談すること

  • 吐き気⇒用量の減量で軽減できる可能性があるので、医師に連絡して指示を仰ぐ

    強い吐き気の場合は中止(ニコチン製剤への切り替えなど相談)

  • 抑うつ気分・不安⇒精神疾患等があれば悪化の恐れがある為、医師に連絡して指示雄仰ぐ
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禁煙当初の体重増加のメカニズム

体重増加の仕組み

  1. ニコチンには抗肥満作用があるが、禁煙により解除されるため
  2. 味覚や臭覚が改善され、食事をおいしく感じ、食欲が亢進するため
  3. 胃粘膜の血行が改善され、胃の働きが良くなり栄養の吸収が促進されるため
  4. 口寂しくなり、食物摂取量や食事回数が増加するため
  5. 禁煙自体がストレスとなり、過食となる場合があるため

※禁煙による体重増加は80%の人に見られるが、増加は2㎏程度、禁煙が落ち着くと体重増加は停止し、ほとんどは減少に転じるといわれている

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