
メルカゾールの服用を中止できた治療体験
アイソトープのカプセルをのむだけです
アイソトープ治療を選んだ理由、治療法、治療後は・・・
今回は、サイト運営者の妻の病気についての記事になります
結婚する以前からメルカゾールという甲状腺機能亢進症の薬をのんでいました
甲状腺機能亢進症は別名バセドウ病とも言われます
首の前にある蝶型をした甲状腺がはたらきすぎて、甲状腺ホルモンを過剰に作ってしまう病気です
主な症状
食欲は増すのにそれ以上にエネルギーを消費することから
また、目に見える症状では
などがみられることもあります
ほかには、女性の場合は月経不順が起こったりすることもあります
妻は、これらほとんどの症状を経験したそうです
しかし今では、メルカゾールを服用することなくこれら症状も出ていません
20年間の闘病記録を記事にしてみました
(この闘病記は妻によるものです)
会社に勤めだして半年。
もう11月で秋も深まってきているというのに、汗が出て困る。
うら若き乙女であるのに、この時期に室内にいて汗だくなんて。
長袖の上に長袖白衣なんて暑すぎるので、昼休みに近くのメンズの服の店で
ヘインズの白Tを買い、白衣の下は半袖で過ごす日々。
とにかく常におなかが空いている。
朝ご飯を食べれば昼ご飯は何を食べようか、昼を食べればおやつは何にしよう?
と、常に食べることを考え、1日5食食べて体重は5㎏増えた。
汗だくになるので当然喉も乾く。
狭いロッカーに2Lのペットボトルを2本常備し、ことあるごとにゴクゴク飲んでいるのをみて、
先輩方も「糖尿じゃない?若いのに~」とか言って、一応心配するふりをしている。
毎日下痢で、ついに微熱がしばらく続く。
仕事は普通に出来るけど、これはどうかしていると思い、やっと自宅近くの内科医で受診。
すぐに採血をしたけど、個人病院なので結果はすぐには出ない。
一通り症状を話したあとで、先生は甲状腺機能亢進症を疑ったらしい。
「体重は?」
「5㎏増えました」
「うーーん、この病気だと普通は痩せるんだけどね・・。おかしいなあ」
「両手を前に伸ばして上げてみて」
・・・そんなポーズ、日常でやることあまりないな・・
「ちょっと震えがでてるね」
(え???震えてんの?気づかんかった)
「紹介状書くから、専門のK病院さんに行ってきて。薬はしばらく分は出しとくけど」
それから甲状腺専門のK病院へ。
問診と採血、甲状腺エコー検査で大きさを測り、甲状腺機能亢進症と診断された。
メルカゾールを6錠/日で始まり、だんだん減らしていった。
落ち着いたら地元の病院で薬もらってください・・てことで、1日1錠内服を続けた。
発症の原因はストレス?とか言うけど、特に思い当たることもなく。
祖父が同じ病気だったと後で知り、隔世遺伝かも?とは思ったが・・・。
メルカゾール1日1錠服用で体調はすごく良く「薬やめたいな~」と思うようになる。
その時期は職場の隣の内科で処方してもらっていたが、先生に「辞めてみたい」と言ったら
「じゃあ辞めてみたら?」ってことで中止になった。
しかし1年たたずに再発。
やたらと忙しい職場で、ストレスも半端なかったから当然かもしれなかった。
動悸と発汗が激しくとにかく疲れやすい。
また隣の内科の先生に処方再開してもらう事になった。
その後妊娠したときには、メルカゾールからチウラジールに変更
出産までチウラジールに。
子供二人産みましたが、彼らに甲状腺疾患は今のところありません。
一人目出産後しばらくしてから、メルカゾールを飲まずに過ごす。
忙しすぎてもらいに行くのが面倒になった。
二人目産んでから、また動悸がひどくなって、お風呂入るのも大仕事。
子供たち二人をお風呂入れて、その後はぜーぜー言いながらバスマットに倒れ込むくらい。
(風呂で縄跳び1000回したのか?子供二人を風呂に入れるのはかなりキツイけどそれ以上!体がおかしすぎる!)
総合病院の内科(甲状腺外来)受診で、メルカゾール3錠から開始して漸減。
ここから41歳まで、1~2錠を交互服用などでコントロール。
症状は次第によくなり、「もう産むつもりはない」というと、
完全に落ち着いたら甲状腺切除の方向で、って言われた。
総合病院で外科もあるから、そちらへ回したいのか?
しばらく考えさせてほしいといって、メルカゾールで半年ほど過ごした。
それから色々調べて、アイソトープ治療があること、外来で可能であることを知る。
あるとき、同じ疾患があった60歳くらいの女性と話す機会があった。
「若いころに甲状腺を完全に切除したんよ。その時はどうもなかったんだけど、歳をとって首の肉が痩せて来たらね、すごく首のへこみがあらわになって恥ずかしいの。だから夏でもずっとスカーフ巻いて隠してるの。あなたも考えたほうがいいと思うわよ。」
うーん、60歳の時の首の肉のことなんて考えてなかった。
アイソトープ治療とは、カプセルを病院内で飲むだけなのですがが、放射性物質が含まれています
内服後、甲状腺に集まってそこで放射線を出し、中から甲状腺を壊していくというものです
バセドウ病に対して放射線ヨードを初めて試みた治療法で、1941年にアメリカで行われました
その後、多くの人が放射性ヨード治療(アイソトープ治療)を受けてきましたが、治療量のアイソトープが白血病や甲状腺癌を起こす証拠はなく、アイソトープ治療はきわめて安全と考えられています
また、この治療は手術で見られる傷痕などの心配がなく、甲状腺の腫れが取れ、美容的にも優れています
アメリカではバセドウ病患者の80-90%がアイソトープ治療を受けています
日本でも、1998年から専門医療機関の外来で治療ができるようになりました
総合病院の甲状腺外来の先生に、アイソトープをしたいと申し出たが、
「外科手術でいいんじゃない?」と言われ・・。
「手術だと入院しないといけないし、子供たちもまだ小さいですし・・・」と粘ってみた。
その次の受診日に先生は「アイソトープって外来だけでできるんやね」って。
え???
甲状腺外来やってる先生が知らんかったんかーい!
(その後、その先生は甲状腺外来はやらなくなった。)
アイソトープ治療は外来でできるが、対応できる病院とできない病院があるようだ。
(この総合病院ではできない治療であった)
その内科の先生はK病院に紹介状を書いてくれ、やっと行けることになった。
放射性物質のカプセルは数種類、甲状腺の大きさや甲状腺ホルモンの値などから医師が量を決める。
のむ部屋は、放射線技師がいる隔離された部屋で、技師さんの前でちゃんとのみ込むのを確認される。
その日に帰れるが、
などなど、日常生活についての注意がある。
空港の金属探知機で引っかかる為、それ用に「治療中です」と証明する文書を貰う。
(日本語と英語で書かれている)
また、モールなどのトイレでは、用を足すと火災報知器が作動する。
これも事前に告知されていたが、本当に鳴る!
男性の警備員さんがトイレの入り口まで来たが、しれ~っと出る。(スミマセンね・・)
その後は経過観察で甲状腺ホルモンの数値と、甲状腺エコー検査。
エコーでは甲状腺が以前より小さくなってるのが分かる。
ホルモンの数値はしばらく安定せず、一時的にチラーヂンを飲んでたこともあったが、
現在(2020年)、半年に1回の受診と採血で、服薬なく経過観察のみで調子良好。
今後のホルモン値によっては、チラーヂンをのまないといけないかもしれないようだが・・。
以上が、妻の闘病記です
メルカゾールを服用中の患者さんには
大きく分けて3つあります
この3つの中から患者さんに合った治療法が決められます
が、最終的には治療法に納得して患者さん自身が決めるものだと思います
この闘病記によりメリット・デメリットなど多少なりとも分かって頂けたでしょうか?
少しでもどなたかの治療の参考になれば幸いです
最後まで読んで頂きありがとうございました
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